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一級建築士事務所
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□建築設計の考え方 

 社会状況、生活の仕方、家族構成は変化し、直近の状況は確定的でなく、多くの場合流動的であることも多いのではないかと考えます。それと対照的に、建築は竣工後10年、20年、それ以上の年月を在り続けることは一般的で、変化に合わせて簡単に建て替え、取り替えることが難しい存在です。
 このような意味において、建築(住宅)は、いま現在把握しきれない家族構成や生活の仕方の変化にも、できるだけ順応し対応し易いように自由度を高くした、持続力のある建築計画とすることが重要ではないかと考えます。

[クライアントの方々へのメッセージ ]

 クライアントは設計者に間取り、収納スペース、外観等、現在直近の関心事に重きを置かれて設計条件をお話しされる場合が少なくありません。これらの多様な条件は、設計者によって検討整理され、ひとつの解答として設計図で提案されます。
 これらの建設直近の条件をお聞かせ頂くことはもちろんですが、「わが家」でどんな暮らし方をされたいかという、ライフスタイルの「想い」をお聞きさせていただくことで創造力をさらに豊かに膨らませ、諸条件にはない新たな提案や空間構成を導き出せる場合もあります。そのかたちのない「想い」を具体的な図面にし、空間を出現させることが建築「わが家」設計に重要であると考えます。
 そして、もうひとつ重要なことは、クライアントの生活の変化を受け止める自由度の高い建築を実現することです。
 家族の成長、進学、独立、構成、加齢等、変化し続けながら生活は営まれますが、建築 =「わが家」は簡単に建替えることはできません。変化してゆく生活を、建替えずとも建築が受け止められるように、敷地の特性や自然環境を勘案しつつ、許容力と包容力をもった、自由度の高い提案と計画を行うことが建築「わが家」設計に重要であると考えます。

[住宅設計心得]

簡潔:素のまま、飾らず、いさぎよく
反芻:計画案の解答はひとつだけでないと心得て、別案を検討する。
安心・安全:くつろぎとセーフティだけでなく、クレームを検討した設計を心がける。
経済性:坪単価を考慮した上でコストパフォーマンスの高い設計を心掛ける。
効率性:限られた時間で、クライアント・施工者・設計者3者が高い満足度得るよう努力する。

[住宅設計キー・ワード]
空間のバリエーション:中長期的な生活の変化を許容する自由度の高い空間設計を意識する。
庇と網戸:通風、遮熱を意識し庇と網戸は意匠上常に意識する。
引戸:気密、遮音の必要の無い扉は基本、引き戸、或は無扉(減障害)として連続性を重視する。
気配:一般住宅では、家中どこでも家族の気配を感じ、気配りできる空間構成とする。
回遊性:動線的にストレスをなくし、結果として、くつろげる空間とする。

プロファイル   about us

□01_経歴
02_建築設計の考え方
□03_その他