東京都の設計事務所|kaya+建築計画設計事務所_見渡しの家_

一級建築士事務所
kaya..+ 建築計画設計事務所
kaya..+..Architects...Studio

建築概要

□件名/竣工年月:見渡しの家/2012年5月
□所在地/用途地域等:石川県/第一種住居地域
□延べ床面積/敷地面積:233.18㎡/317.02
□構造/階数:木造軸組構造/地上2階
□設計期間/監理期間:2009.09~2010.07/2010.8~2011.05
□施工:株式会社ナカムラ/担当:中村 明博
□写真撮影:kaya+architects studio

計画概要

 敷地は30度の直角三角定規と相似形で、その一番尖った先がほぼ真南を指しております。周囲には建て主家族に良好なコミュニティーがあり、外部となかばオープンなかたちを提案し、実現する事とすることとなりました。必要とされたスペースは、主寝室、将来3分割できる子供室、畳敷きの予備室、キッチンと連続した居間と食堂、そして、居間と至近のかなり大きめの収納とされました。
 南に向いた大開口部に深めの庇を取付けると、夏期の直射日光を遮り、冬の低い日差しを取り入れることができます。昔から行われている手法ですが、省エネ対策としては非常に有効で有ると考えます。また、深めの庇は、梅雨時に於いても有効に使える装置です。

detail

[五間(9.1M)間口の開口部]
南に面して台所・食堂・居間が面するプランとなっており、それらを外部と連続させるため5間間口の開口部を取ることとしました。建具は木製、ガラスは強化複層ガラスとしています。気密性を確保し、内部から建具下框をすっきり見せるため、テラスの床は室内より120mmほど下げています。また、網戸は写真左側の部屋内に収納されており、夏の夜も開け放ち、涼風を取り入れられます。
[大開口部には深めの庇を検討する]
南に向いた大開口部に深めの庇を取付けると、夏期の直射日光を遮り、冬の低い日差しを取り入れることができます。昔から行われている手法ですが、省エネ対策としては非常に有効であると考えます。また、深めの庇は、梅雨時に於いても有効に使える装置です。
[ハイサイドライトで繋いだ南北のボリューム]
真南側から北側の順に庭・テラス・吹抜け・寝室と順にレイアウトされた、計画建物を庭に面した大開口から望む。正面収納上部のフリースペース(子供たちの遊び場)と吹抜け越しにハイサイドライトから漏れる自然光に照らされた各寝室の出入口が見えます。