東京都の設計事務所|kaya+建築計画設計事務所_白ぼかしの家の浴室・洗面・トイレ_

一級建築士事務所
kaya..+ 建築計画設計事務所
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建築概要

□件名/竣工年月:白ぼかしの家/2010年4月
□所在地/用途地域等:東京都/近隣商業地域
□延床面積/敷地面積:100.93㎡/44.87
□構造/階数:木造軸組構造/地上3階
□設計期間/監理期間:2008.08~2009.06/2009.07~2010.04
□施工:株式会社 匠陽
□写真撮影:石井アトリエ/石井 雅義

計画概要

 絶対ではありませんが、1戸にトイレが数ケ所ある場合、1カ所は洗面脱衣に置かれて広々とお使いになる事をお勧めします。ご家族が沢山いらしても、トイレが込みあうのは朝の限られた時間ではないかと考えますし、もう1カ所あれば事足りると考えます。広々と利用でき、間仕切り壁のコストも削減されます。
 左側のはめ殺し窓は階段室にふりそそぐ自然光からの明かり取り窓、右側の高天井からは外壁面の換気を兼ねたハイサイドライトからの採光です。浴室は隣地建物の迫った2階部分にあり、採光換気には不利な場所ですが、工夫次第で快適な環境とする事は出来ると思います。また、浴室換気は高い位置で取る(銭湯のように)ことが出来れば非常に有効であるし、写真のような納まりではプライバシーの確保にも有効となります。

detail

 洗面脱衣室には収納したい物が思いのほか沢山あります。写真のミラーキャビネットは奥行きが250mmほどあり、ミラー下部を上にはね上げて使用します。ミラーの高さは収納箱上端より100mmほど高くしてあり、そこに蛍光灯を据え置きして間接照明としています。浴室の壁色が白系統であれば、間接照明でも有効に照度は確保できると思います。ステンレスカウンターの右下は洗濯機が収納されており、引き戸を左に引けば使用できます。左の洗面ボールの下は引出し収納で、その下は空間として開けてあり、脱衣カゴや体重計を置くスペースとして使用します。

[階段下のトイレ]
階段下のトイレはとかく狭く、暗くて・・・といった印象をお持ちになり、敬遠されるクライアントも多く見受けられます。が、階段の段板部分にガラスを用いることにより、直接自然採光がとれない場合でもその印象を変えられる場合もあります。