概要
「UIA2011東京大会チェアシティ展」概要
東京のまちには「座る場所」がないという外国人旅行者の嘆きをよく耳にします。そこでこの度、世界各国から1万人集まるといわれている2011年9月25日〜10月1日実施の「UIA2011東京大会」の文化行事の一環として、東京大会会場・東京国際フォーラムや周辺の路上や空き地、関連イベント会場付近などで様々なデザインの原寸大の「チェア」を分散展示する「UIA2011東京大会チェアシティ展」を開催予定です。審査員:小田原健 古谷誠章他
計画概要
一般的にベンチは景観の良い方向に向けて歩行者等と空間を共有する場所に設置され、休息、読書、飲食等に利用されていますが、往々にして、ベンチの背面には、花壇、植栽、噴水等の心地よい景観が用意されている場合も多数見受けられます。そのような場所には、ときには後ろ向きに座り歩行者に気兼ねなくランチタイムを過ごすベンチがあってもいよいでしょう。また、ちょっと細長くても、同僚と向かい合って弁当をひろげて過ごせるピクニックテーブルも役に立つかもしれません。
ついでに、そこが、多少の雨の日にでも使用できる場所であれば、ベンチは尚、使える道具となり得るのではないでしょうか。
detail
1. 間伐材の“価値“を一般へ周知する素材表現が良い。
2. 簡略な納まりとし、材料が発するイメージ(間伐)を払拭する
製品精度を求めた方が良い。
3. 晴天のみ座する道具として成立するベンチを逸脱する方が良い。
4. 座する行為を多元化する装置の方が新たなコミュニケーシ
ョンを生み出し,結果としてふれあいを発生するかもしれない。