建築概要
□件名/竣工年月:双片流れの家/2013年7月
□所在地/用途地域等:石川県/
□延床面積/敷地面積:96.79㎡/393.45㎡
□構造/階数:木造軸組構造/地上1階
□設計期間/監理期間:2012.01~2012.08/2012.10~2013.07
□施工:株式会社トーケン
□写真撮影:株式会社トーケン kaya+architects studio
計画概要
キッチンの配置には様々な考え方があって、お使いの方が使いにくくならなければ、決して「こうだ!」という決まりは無いと考えます。こちらでは生活空間のほとんど全てに目配りが効く中心的な場所にキッチンがセットされています。
キッチンから、パントリー、家事室、洗面脱衣と連続し回遊出来るプランとなっており、家事全般の動線をコンパクトにしています。また、食堂、居間への食事やお茶等のサプライも容易にできるプラントなっています。回遊出来る動線上に生活の機能的な部分が配置されています。
こちらのキッチンはオーダー品となっており、収納等の面材はタモ材の練り付けをウレタン艶消し仕上げとしています。一概には云えませんが、キッチンメーカーのシステムキッチンとより、オーダーキッチンの方が高額となるとは限らない場合もあります。
detail
シンクやコンロの無いバックカウンターの奥行きは往々にして冷蔵庫の奥行きによって決まって来ると言った場合は多くあります。また、来客等の視線から冷蔵庫の中が見えない配置を望まれることも多くなってきています。こちらのバックカウンターの奥行きは冷蔵庫をパントリー内に配置することで来客視線から外し、40cm程度の奥行きとしています。
カウンタートップの素材にはいろいろなものがあり、これでなければならないというのも無いと考えます。こちらの場合はステンレス製で厚さ1.2mmのものをシンクと一体にしたものとなっています。1.2mm程度の厚さがあれば、板金のベコベコとした感じのしない、しっかりとしたものとなるようです。
アイランドキッチントップ:ステンレス製 コンロ:ミーレ バックカウンタートップ:モザイクタイル